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ついでに最終巻まで。
13巻あたりから近藤キャプテン時代に入ります。
実力はピカ一なのに、人間的に未熟な近藤なんですが、キャプテンになると意外なほど堅実になってしまいます。
新入生たちも参加できる風土を造り、墨谷二中の根本的な問題であった層の薄さを改善していこうとするんですね。自分がキャプテンの間だけではなく、将来的な墨谷二中野球部を考えているあたりが偉いです。近藤を一年生の頃から見守ってきた読者としては、この成長ぶりが嬉しかったりします。
が、マンガとしてはあんまり面白味がなくなってしまうのも事実だったりします(汗)。最後には唐突といっていいほどあっけなく終ってしまいました。
今読み返してみると、雰囲気はかなり古臭いし、最後までチームメイト全員の顔が識別できなかったりしますが(一応書き分けてはあるんだけど、印象に残らない人が多い)、やっぱり名作は名作です。
最高潮なのはイガラシキャプテン時代だと思うんですが、一方で谷口キャプテン時代の打倒青葉の雰囲気も捨て難いところです。アニメ版でも対青葉戦をワクワクしながら観てた記憶があります。
DVDレンタルもできるようなので、そのうちまた借りてみようと思ってます。