マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


グイン・サーガ95『ドールの子』 グイン失踪後の中原

ドールの子―グイン・サーガ(95) (Amazon)
グインが失踪(というのか?)した後の中原はどうなったかというと……。という感じのこの巻。

久々に中世に戻ってきたような気がします。ヤンダルもアモンもグインもナリスもいない中原というのは、こんなにも中世チックなんですなぁ。

アムネリスの自害で母なし子となってしまった呪われたドールの子、ドリアンとイシュトヴァーンの対面シーンがメインと言えばメイン。

それ以外はまぁ、いつもの幕間的な展開です。前巻でかなり突飛な方向に話が進んでいたので、これくらいが丁度いいのかもしれません。

ただ、やはり谷間の静けさというか、盛り上がりに欠ける気がしないでもないです。

表紙のイラストはイシュトヴァーンがドリアンを抱えて戦場に立っているシーン(趙雲と阿斗を彷彿とさせる)かと思われるんですが、この巻の内容を読むとこのシーンはありえないよなと思ってしまうんですがいかがでしょうか。