評価:
(ぽすれん) (Amazon)鈴木京香、堤真一主演で、題名の通り刑法第39条をテーマにした映画。
監督は森田芳光。全体的に、森田芳光らしい作品に仕上がっていました。
堤真一の演技っぷりもすごいんですが、根底を流れる「タブー性」をうまく映像に現せているように感じました。岸部一徳、江守徹、樹木希林、杉浦直樹らの脇役もまた個性が強くてよかったです。
精神異常者の犯罪を扱うことの難しさ、多重人格とは、精神鑑定とは、など、扱っているテーマは結構堅苦しいんですが、『半落ち』に比べるとサスペンス的な仕立てがよくできていて、観ていて飽きないです。
全体的に非常に暗い雰囲気になってますが、まぁたまにはこういうのもいいかもしれません。