評価:
(ぽすれん) (Amazon) (ムラウチDVD@楽天)舞台は20世紀初頭のアメリカ。株価大暴落後を時代背景にした実話を元にした競馬ものです。
競馬は正直言って全くわからないんですが、この映画は問題なく入り込めました。
息子を自動車事故で失ってしまった自動車会社元オーナー。骨折した馬を殺せない調教師。全く勝てずに、生活のために始めた地下ボクシングで片目の視力を失った騎手。
挫折を抱きながらも、必死にもがきながら生きている彼らの前に、突如現れた暴れ馬、シービスケット。身体も小さく、おまけに気性が荒い。しかしなぜか心惹かれるものがある。
そんなシービスケットとともに、彼らがいかにそれぞれの人生の中で成長し、変化していくのかを追ったストーリー展開です。
アメリカンドリームと言ってしまえばそれまでなんですが、それだけではない何かがこの映像の中にありました。
紅葉の山間を駆けるシービスケットとレッド(トビー・マグワイア)。そのシーンが忘れられないくらい美しかったです。
久々に清々しい映画でした。