(Amazon)
先日からアドベンチャーっぽいゲームばかりやってます。今回は『遠隔捜査』。
無実の罪で捕らえられた探偵が、留置所から弁護士を操って真相を究明するという意味での「遠隔捜査」。
まぁ、あんなに薄い証拠で逮捕までされるかどうかというのはサテオキ、状況としては面白いし、割とよくできた推理モノでした。
前半は、拘留期限の10日目までに証拠を集め、冤罪であることを証明していく展開です。後半は、真犯人を特定し、動機を明らかにしていく展開になります。捜査にはタイムリミットがあるので、無駄な動きが余りできませんが、その分緊張感はあります。
登場人物のほとんどが事件と関係してくるので、世界が余りにも狭い感じになってしまったのは、推理モノにはよくあることでしょうか。ちょっと不自由な部分もあるのは否めませんが、少しずつ証拠を揃えて反論していくのは面白かったです。
全体的にキャラが地味なんですが、意外と声優の演技がいいのですんなり世界に溶け込めました。一日の捜査と尋問のバランスが取れていると、やめるタイミングがなかなか見つけられません(笑)。ついつい寝る前にやって、寝不足になってしまいました。
ここから、ちょっとネタバレ。
心臓移植でドナーの記憶がレピシエントに影響を与えるかもしれない、というテーマは、先日やった『流行り神』でも出てきましたが、いかにも都市伝説的です。だったらほかの臓器はどうなのか、という気もします。ホラーには全く違和感のない話ですが、推理モノで出てくると、やはりちょっとなぁという印象がありました。
そういうのがなくても十分立証できるくらいの話にもできるわけで、わざわざそういうテーマを絡ませて強引にサイキックな方向に進めなくても良かったのではないかなぁというのが、終えたときの感想でした。
全体的なストーリーはしっかりしているので、後は細かい操作性や再プレイ時(行動回数やタイミングが制限されているので、結構詰みやすい)のことをもう少し考慮したシステムになってれば、もっと良かったかと思います。