マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


dynabook UX/23

久々の納屋日記です(汗)。

DVDやゲームの話以外で書くのはいつ以来だろうか……。

先日、秋葉原ヨドバシカメラで、dynabook UX/23を買いました。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090730/1028034/
ネットブック市場でdynabook UXが躍進(nikkei TRENDY)

以前からネットブックは気になって仕方がなかったんですが、EM-ONEを買ったときの2年縛り契約があったので、調査もしてませんでした。

EM-ONEも出た当初は良かったんですよね。当時はまだネットブック黎明期で、工人舎のミニPCくらいしか選択肢はありませんでした(たぶん)。EeePCなどの海外メーカー製ミニPCが出てきた頃かもしれません。

ミニPC(当時はそう呼んでた)の値段は10万円前後で、VAIOのUXが15万円くらいでかなり気になっていました。

EM-ONEはOSがWindows Mobileなので、専用のアプリしか使えないんですね。個人的に棋譜管理ソフトを動かしたくて、いろいろ試したことは試したんですが、どうも一長一短でした。ファイル名に年月や対局者、タイトル情報を入れて管理しているんですが、それがファイル管理ソフトで全て表示されず、結果として使えないと感じていました。

そしていつしかEM-ONEを使わなくなり、有線LANが使えないときの非常用モデムとしてしか利用価値がなくなってました。

そんなイー・モバイルだったんですが、接続速度や利用可能エリアは満足行くものでした。モデムとしてのEM-ONEがもう少し使い勝手よければ、そのまま使っていたかもしれません。

2年契約の縛りが7月で切れたのを機に、一旦解約することを決意したのは、最近のネットブックの隆盛によるものです。イー・モバイルを一旦解約してから新規契約すれば、ネットブックがかなり安くなるということで、これはもう一旦解約するしかない、と。

そうすれば、新しくて安定したアンテナ端末も同時に手に入るわけだし、ひょっとするといいネットブックが安価で入手できるかもしれない。そんな淡い期待を胸に、市場調査に出向いたわけです。

秋葉原のヨドバシに行ってみると、前述の東芝dynabook UX23がなんと1円で購入できるタイムセールスをやっていました(イー・モバイル2ねんMAX契約必須)。

個人的にはVAIOのPシリーズや、8月に出るというWシリーズも気になっていました。しかし、店員が執拗に叫ぶ「あと1分、あと1台!」の煽りに翻弄されて、とうとう冷静な判断ができなくなり……。ついに買ってしまったわけです。

冷静になってみると、その30分後にまたやってましたけどね、タイムセール。だいたい、イー・モバイルの販売ブースだとタイムセールと言いながらショッチュウやってますから。

まぁそれはさておき。

当初の予定通り、イー・モバイルの新しいアンテナにPCがついてきて、1円。

正直、1円PCなので、全然期待してなかったわけです。ある程度バッテリーがもって、ある程度軽ければいいかと。外出先で手軽にネットできればいいか、くらいの気持ちだったんですが。

しかし、購入して実際に使ってみると、キータッチも快適だし(それは店頭でもわかってたけど)、解像度もちょうどいい感じ。1024×600なのでやや横長ですが、慣れると特に気になりません(壁紙探すのにちょっと苦労する程度)。

店頭では、普段自分が使っているようなアプリを使うことができないので、どういう使い心地になるか若干不安なんですよね。

特に、棋譜管理ソフトやネット碁の使い心地が気になる(そういう人はごく限られてるので、ネットブックの開発者が想定しているユーザーとはいえない)。

使ってみた印象としては、ネットブック侮りがたし、です。むしろ、普段使う機能としては、これで十分のような気がします。

動画編集やファイル管理などはデスクトップPCでやってるわけですし、ネットを見たり、ネット碁打ったり、動画観たり(これはまだ試してないけど)する程度であれば、このUXで十分過ぎます。それどころか、軽くて取り回しが楽なので、本読みながらメモ帳代わりに使ったり、いろんな場面で使えます。余りにも便利過ぎて、常にそばに置いておきたいくらいです。

家でVAIOのTYPE-T(だっけ?)をセカンドPCとして使っていたんですが、出番がかなり少なくなりそうな気配です。中継ぎのつもりで投入したら、そのまま抑えとしても十分だった、という感じでしょうか(汗)。

ここまで使えるPCだと、俄然外に持ち出して使いまくりたくなってきます。が、今回契約した2ねんMAXは、基本料金が2,900円。1,000円分までは基本料金でOKで、それ以降は従量制(1パケット0.0042円)。上限が6,880円というものです。

しかし、1,000円分というのは実は3M程度。ということは、上限に達するのに要する転送量は3M×5(無料分+約4,000円分)=15MBということになります。これは一瞬で振り切れてしまいそうです(汗)。

こうなったらもう、最初から月額約7千円だったのだと割り切って、気にせずガンガン使ってしまうか、という気もして来ました。

いやはや、すっかりイー・モバイルに貢献してしまってます(汗)。まぁ、それもこれもdynabook UXが期待以上に使えるからいけないんです(笑)。非常用に使えるアンテナを買っただけのはずなんだけどなぁ。

最後に。これから2ねんMAX契約を考える方へのアドバイスを。

「あと1分」となってる状態では、頭が沸騰してよく判断できませんでしたので、冷静に計算してみました。基本的に、月に15MB以上使うという人向けの試算だと思ってください(2009年8月現在)。

2ねんMAXは、2年間2,900円を毎月払えばいいだけのサービスのように思いがちですが、イー・モバイルのアンテナを使うとほぼ自動的に2年間6,880円を支払うサービスだと思った方がいいです。約15MBなんて、普通のWebサイトをいくつか見るだけですぐに振り切れます。

初期費用2,835円+6,880円×24ヶ月=167,955円。これと引き換えに、69,600円分の割引(1円PCは69,599円分の割引と考える)といつでもどこでも繋ぎ放題のサービスが2年間受けられる、というのが2ねんMAXという契約なのです。

ちなみに、月に15MB以上をコンスタントに使う人で、一番安く抑える場合は年とく割2(1年契約の約束で基本料金が割引となるプラン)のデータプラン(月4,580円で使い放題)となります(たぶん)。2年間契約した場合と比較すると、初期費用2,835円+4,580円×24ヶ月=112,755円。2ねんMAX上限との差額は55,200円なので、2ねんMAX契約による恩恵が55,200円以上に感じられれば買い、足りなければ見送り、というのが判断基準となりそうです。

厳密に言えば、イー・モバイルのアンテナ端末の購入代金を考慮に入れる必要もありますが(汗)。それはとりあえず0円として。

というわけで。個人的にはUXは55,200円分以上の価値はあると思うので、これはこれで良かったかなぁと、今改めて計算してみて思いました。ちなみに、価格COMを見ると、最安値は38,295円。ちょっと負けてます(笑)。

なお、念のため2ねんMAXを途中で解約(解約金が発生する)して年とく割2のデータプランに乗り換えるとどうなるかを確かめてみたところ、2年間終わってから年とく割2に移行した方が安いようです。全く使わない場合(常に基本料金の2,900円)は、いつやめても同じになります。当たり前ですが、よくできてます(笑)。