評価:4.0
(Amazon)フリーターの仁は、天生翔の説く月収100万円も簡単に稼げるという天生メソッドを学ぶために、母親がコツコツ貯金した100万円の授業料を払う。
天生塾のメソッドは、情報商材を売るアフィリエイトで50%の成功報酬がもらえるというシステムのいわば現代版ねずみ講。
情報商材を作ることができるのがインフォプレナーで、清栄らはそのグループに属している。
仁は同時期に天生塾に入ったしんこchをライバル視して、清栄メソッドの売り上げを競うのだが……。
現代社会の闇にスポットを当てたこの作品は、時として実在の虚栄や事件の「こういうこともあるかもね」という部分を突く。今回の「フリーエージェントくん」は、ネットビジネスで荒稼ぎして転落した某氏が元ネタ。というか、ほぼそのまんまの姿形。
アフィリエイトで稼ぐのも実は裏には相当な努力が必要。楽に稼げるわけではない、ということか。