マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


FLU 運命の36時間

評価:4.5

FLU 運命の36時間(字幕版)

FLU 運命の36時間(字幕版)

  • メディア: Prime Video

未知のウイルス感染が広がる映画を観るシリーズ第4夜。
韓国の『FLU 運命の36時間』。
H5N1型鳥インフルエンザが韓国の盆唐に広がり、都市封鎖が実施されるというストーリー。
コンテイジョン』に比べると非現実的な路線ではあるが、映画としてのデキはここ4夜に観た映画の中では白眉。
救急隊員のジグと医師のイネを主人公として、感染症に翻弄される社会を描くパニックアクション。
『感染列島』が医療現場にスポットを当てたのに対し、『FLU 運命の36時間』はウイルスを題材にしつつ、封鎖された社会における人間性アメリカと韓国の関係性、抗体という聖杯を巡る対立構造など、映画としての完成度は高かったように思えた。随所にある韓国コメディ風味付けは好みの分かれるところかもしれないが、個人的には非常に楽しめた。