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去年からずっと、TSUTAYA夏見台店でアニメの赤毛のアンを借りてきてます。
現在、ようやく第11巻まで見終わったところです。
アンがクイーン学園に入学し、徐々にマシュウの心臓発作の回数が多くなっていくあたり。
第1巻の時には小さかったアンも、すっかり大きくなりました。15歳にはとても見えないくらい(笑)。
次に借りてくる巻で、恐らくマシュウが死んでしまうのだと思うと、なんだか悲しくなってしまいます。
いやほんと。ストーリー知っててもやっぱり悲しくなれるというのはある種アニメの持つ力の強さかもしれません。
まぁ、下地になる小説がいかに強いストーリーかということもあるんでしょうけれど。
それはそうと、このアニメ、回想シーンがやけに多いんですよね。
明らかに手抜きというか経費節減という感じなんだけど。
どの登場人物も、ほんとにしょっちゅう昔のシーンを思い出します。たいていはマリラなんですけどね。
そのたびに、エピソードの印象が何重にも積み重なってくるので、印象的なエピソードは確実に子供の心に焼き付いていくんでしょうね。
あともう少しで全部見終わってしまうと思うと、なんだかちょっと寂しい気もします。
借りてくるまでは、かみさんが観たいから借りてきてただけだったんですが、今ではすっかりグリーンゲイブルズに思い入れができてしまいました。なんというか、懐かしき我がグリーンゲイブルズというような感じです。
マリラの独特の「どうやらとても素晴らしい提案だとは言えないようだよ」という回りくどい言い回しも、マシュウの「そうさのぉ」も、子供の頃のアンの饒舌な詩的表現も、まるで故郷の風景のように心に強く残った気がします。
正直、30超えたおっさんが何ゆうてんねんと言われても仕方ないんですけどね。
いいものはいい。
例えそれがどんなに古臭くて使い古されたものだったとしても、いいものを観ていいと思えることはとても意味のあることだと思う今日この頃です。
次は何観よっかなぁ。