マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『8Mile』 デトロイトの底辺社会

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納屋にとって「ラップ」は「パラッパラッパー」以上でも以下でもなかったりしますが(汗)。

この映画、いい曲がいっぱい詰まっているんですが、ほとんど「ラップ」なのでよくわかりません。

「ラップ」の醍醐味は「韻」(リリック)。語尾を揃えて上手いことテンポをあわせてマシンガンのようにまくしたてるのがいいんですよね。

でも、早口なので英語として聴いても意味を聴き取れないし(断片的な単語しか追えない)、日本語字幕追っても意味がイマイチ読み取れない。第一日本語にしちゃうとリリックが消えてしまってさっぱり意味がなくなってしまうんですよね。

そんなわけで、ちょっと敷居の高い感じになってます。

舞台はデトロイトの底辺社会。トレーラーで暮らす母親と幼い妹を持つ少年ラビットが主人公です。

主人公はプレス工場で働いているんですが、自分自身も周囲の仲間たちも、まるでプレスされ続けているかのような生活をしています。まさにアメリカの底辺社会。

その日常の憂さを晴らすのが、週末行われる「ラップ・バトル」。

即興でラップを歌い、勝敗を競うゲームなんですが……。

これがイマイチよくわからんのですわ(汗)。

辛うじて最後のラップはとってもしっくり来てよかったんですが、それ以前のものは主人公が歌うものでさえ首を傾げてしまうような場面もあります。

まぁいいんですけどね。

エンドロールで流れる曲が最高にイイです。