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『ドリームキャッチャー』が期待してたものと違っていてちょっぴり残念だったんですが。同じ頃にあんまり期待せずに借りた『ファイナル・デスティネーション』なんですが、続編が出ているだけあって面白かったです。
「死」を暗示する兆候を見る少年。次々と犠牲者が生まれ、少年たちは「死のデザイン」から逃れようともがく……という話です。
『ドリームキャッチャー』で期待していたものがここにあった、という印象です。
こういう「予知」的なものって、日常でもたまにあったりしますよね? いやそんな大したものじゃなくて。「偶然」と言ってしまって差し支えない程度のものですが。第六感的なものですけど。
ムシの知らせ。たまにあるんですよね。
いつもは8時25分くらいに家を出るんですが、たまに35分くらいまでダラダラしちゃうことがあるんですよ。テレビが気になったり、ビデオの予約を思い出したり。で、「ああ、こんな時間に出たらいつもの電車に乗れないなぁ」と思いながら家を出ると、ダイヤが乱れてていつもの電車に乗れたりします。
まぁ、いつもではないんですが、たまにそういう「予感」のようなものを感じることがあります。
この映画では、それを「死神」からのメッセージとして象徴的に扱ってます。またこれがいい雰囲気をかもし出しています。暗示的で。
「偶然」と片付けられてしまえそうなささいなことなんですが。あまりにもドギツイとわざとらしく見えるんですが、そのあたりのさじ加減が絶妙です。
付録のドキュメンタリーで、試写会を経てラストを変えた話が出てるんですが、これこそ「改良」ですね。いいラストになってます。変える前のラストだと、完全に「B級ホラー」だったと思います。試写会で大幅に書き換えるなんて、監督や脚本家も大変ですな。
それにしてもヒロインのアリ・ラーターがまた魅力的なんですよ。綺麗なのか綺麗じゃないのか微妙で(笑)。