マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『チャールズ・マンソン』 なんでこういうの観ちゃうかなぁ

評価:

チャールズ・マンソン@ぽすれん (ぽすれん) チャールズ・マンソン@Amazon (Amazon)
よりによって『マイ・レフトフット』と『チャールズ・マンソン』の組み合わせで観てしまうとは。なんというか、最悪の食い合わせでした。

一方は不自由な身体に生まれながらも精一杯自分を表現した画家の物語。もう一方は他人を殺すことになんのためらいもなくなってしまった若者たちの物語。

普通こういう映画は同じ日に観ちゃいけませんわ。

チャールズ・マンソンやマンソンファミリーに対する予備知識があったわけではなく、つい出来心で借りてしまったんですが……。

32歳までのほとんどを刑務所で過ごしたチャールズ・マンソン。そして彼がカリスマとなって集まったヒッピー集団、マンソンファミリー。ドラッグとフリーセックスで満たされたファミリーは、次第に狂気を膨らませながら、やがてカルト宗教的な集団になり、最後には殺人集団へと変貌していきます。この映画は、当時の情景を再現しながら、マンソンファミリーがどのようにして殺人集団へと変貌して行ったのかを描いています。チャールズ・マンソン個人というよりは、マンソンファミリーに焦点を置いています。

全編ショッキングなシーンばかりですが、意外と真面目に事件の経緯を追っています。ファミリーの狂気がどのように成長していったかを知るには恰好のドキュメンタリーになっています。

そういう映画だと知らずに借りたわけですが、最初はいろいろ過敏に反応しつつも、最後は目を背けずにきちんと観ることができました。そういう意味では観て後悔はしてないんですが、ほかのシリーズはマイリストから削除しちゃいました。「シリアルキラー・ファイル」シリーズとして、『ジョン・ゲイシー』と『ジェフリー・ダーマー』があったんですが。もうお腹一杯。ごちそうさまです、はい。