マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


グイン・サーガ99『ルードの恩讐』 ゴーラの妄想王と記憶喪失のカウンセラー

ルードの恩讐―グイン・サーガ(99)@Amazon (Amazon)
面倒臭いのでネタバレしまくりで書いてしまいます。未読の方はご注意ください。



ノスフェラスからルードの森に辿り付いた記憶喪失のグインは、モンゴール反乱軍の首領ハラスら一行がゴーラ軍に惨殺されるのを見逃すことができず、ついにゴーラの妄想王イシュトヴァーンに捕らえられたのであった。イシュトヴァーンの妄想を聴くうちに記憶喪失のカウンセラーと化すグイン。イシュトヴァーンの妄想は留まるところを知らず、ついには若きハラスとグインが結託していたという妄想に取り付かれてしまう。ハラスの身を案じたグインは、再びザザとウーラの力を借りてゴーラ軍から逃れるが、そこに待っていたのはルードの森のグールどもであった。

とまぁ、こんな感じです。

例によってあとがきでは作者自ら「この先どうなっちゃうの〜」とか「まるでジェットコースターのような展開」と自画自賛してますが、読者にとってはイマイチピンとこない展開のような気がしてならないです、はい。グールの生態なんぞどうでもええっちゅうねん、とか。1歩進んで2歩下がるとはこのことか、とか。

まぁきっとあの作者のことなので節目となる100巻にはちゃんといろんな仕掛が仕組んであると思われるので、それを楽しみにしておきます。とりあえずそこまでは読み進めなきゃ、と思っています。最近電車の中で本読む気になかなかなれなくて、読み進めるのが辛かったりしますが。