マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『コールドマウンテン』 静かにこみ上げるものがある映画

評価:4.0

コールドマウンテン@ぽすれん (ぽすれん) コールドマウンテン@Amazon (Amazon)
ジュード・ロウニコール・キッドマンが主演。

南北戦争真っ只中のアメリカで、ほんの数回言葉を交わしただけで惹かれあってしまった恋人同士が、戦争に引き裂かれてしまう物語。

南軍の兵士として義勇軍に参加する寡黙な青年インマン(ジュード・ロウ)。そしてインマンの帰りを待つ牧師の娘エイダ(ニコール・キッドマン)。

ほかにもナタリー・ポートマンレニー・ゼルウィガーが脇をしっかり固めてます。というか、レニーが出てなかったらここまでの映画にはなりえなかったような気がします。

戦場の殺伐さ、脱走兵を追う義勇軍の卑劣さが際立っている一方、女性陣が非常に魅力的に描かれています。

使われる言葉がまた綺麗で印象的。「コールドマウンテン」という言葉の持つ暖かさが感じ取れれば、この映画が楽しめていると言えるかもしれません。ルビー(レニー・ゼルウィガー)の父親が唄う歌がたまりません。

個人的には、観終わった後に(というか観ながらも)静かにこみ上げるものがあった映画でした。好きだなぁ、こういう映画。

ジェームス・ギャモン(『メジャーリーグ』でインディアンズの監督やってた人)が出てたのも嬉しかったです。この人も好きなんですよね。