評価:
(ぽすれん) (Amazon)同じようなアクションコメディでも、思い入れの度合いによって随分楽しみ方が違ってくるから不思議です。
というわけで、こちらはかなり楽しませていただきました。
哀川翔というと、『とんぼ』のツネ役の印象が未だに拭いきれないんですが、好きな役者のひとりなんですね。で、その哀川翔がダメ親父っぷりを発揮しつつ、ヒーローになってしまうというこの映画。楽しまずにはいられないという感じです。
主人公は古いヒーローモノの『ゼブラーマン』に憧れる小学校の先生なんですが、趣味でゼブラーマンの衣装を自作しているんですね。普段は生徒を叱ることもできないくらいの臆病なんですが、夜な夜なゼブラーマンの衣装を着て自分の姿に陶酔するという、なんだか変なおっさんです。
それが、ひょんなことから本物のヒーローのように活躍していくようになる、というストーリーになっています。
くだらないといえばくだらないB級っぽさが満開なんですが、これはこれで楽しめる映画になっています。作中作の『ゼブラーマン』の主題歌が水木一郎だったりするところもまたよし。