評価：
(ぽすれん) 
(Amazon)『キューティーハニー』、『DEVILMAN』を観たとなれば、後はこれを観るのは当然の流れなんでしょうね（汗）。
ということで、懐かしいテレビアニメの復刻実写化映画、『CASSHERN』を観ました。
宇多田ヒカルのご主人、紀里谷和明氏が監督したということで話題になったんですが、非常に微妙な映画という評価だった映画でもあります。
出演キャストは豪華と言ってしまっていいと思われます。主演のキャシャーンこと東鉄也役は伊勢谷友介（あんまり知らない）。ヒロインは麻生久美子（これもあまり知らない）。どちらもあまり知らないんですが、脇役陣がすごいです。
新造細胞を発見した東博士に寺尾總、大東亜連邦共和国の上条将軍に大滝秀治（これがまたハマり役）、悪役ブライに唐沢寿明、そしてアニメ実写版映画には欠かせない我らが悪役ヒーロー及川光博（笑）。
もうね、一気にミッチーのファンになってしまいそうです（笑）。元々ああいうタイプは大嫌いなんですが、ここまで徹底的にニヒルでナルシストな役がピッタリくる役者もなかなかいないでしょう（汗）。『キューティーハニー』でのあの歌といい、アニメ実写版には欠かせないキャラのような気がします。こういう役やるの楽しくてしょうがない、という雰囲気が伝わってきます（笑）。
映画の内容としては、アニメをそのまま実写化した映画、というわけではないようです。かなりキリキリ（紀里谷和明）なりの世界が広がっています。なんというか、原作をオマージュとしてFF的な世界観と結びつけるとこういう映画ができるのかなぁ、という感じです。
元々映像作家だけあって、映像的には非常に目を見張るものがありました。が、ストーリー展開やテーマなど、一般的にはちょっと受け入れられないのかなぁという部分が多いような気がしました。
やっぱり原作アニメを観たくなりますね。どんなストーリーだったか全く覚えてませんし。ああいう大量に隊列をなすロボットたちと戦う、というシーンは、主題歌か何かで印象に残ってたので覚えてましたが、どういう敵と戦っていたのかはすっかり忘れました。今回の映画の中で、いくつか観たことのあるようなシーン（やせっぽっちのロボットがマシンガンを撃ちまりつつ破壊されるシーンとか）もあったんですが、こういうのは原作からなんでしょうね。
最近は古いアニメの復刻版DVDがたくさん出てきてるので、そのうち観れれば観たいなぁと思っています（まだぽすれんにはない）。
