評価:
(ぽすれん) (Amazon)こちらは随分前に観たものの、レビューを書いてなかった作品です。こういうのが山のように溜まっているので、小出しにしています。
前作の『ボーン・アイデンティティ』が余りにも良かったので、めちゃくちゃ期待してたんですが……。
やはり前作で受けた衝撃ほどのものはありませんでした。まぁ、もうスパイだったことがわかっちゃってますからねぇ。ほんとうの目的は何だったのか……というのは、当人には大問題かもしれませんが、観客にとってはそれほどでもないというか。
前作の、ただの記憶喪失の男のはずなのに、なぜか格闘や射撃の腕が凄い! 一体彼はダレなんだ!? というワクワクするようなシチュエーションに比べると、謎に迫りたいという衝動がグッと小さくなってしまいます。
ジェイソン・ボーンというキャラクター自体は個性的だし、いいんですけどね。
期待せずに観れば、普通のアクション映画として十分魅力的なデキです。ただ、あの傑作(と個人的には思っている)の続編! と期待し過ぎちゃった結果、普通の映画に見えてしまったという感じでしょうか。