マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『ThinkPad トラックポイントキーボードII』 やっぱり快適赤ポッチ

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ThinkPadIBM製だった頃から愛用している赤ポッチが付いているThinkPadキーボード2がついに発売されました。

前の製品も持っているんですが、持ち運んでいたら「N」キーのツメが折れて外れてしまいました。キーボードに蓋をするようなケースがなかったことを非常に後悔していました。

ちょっと高いんですが、キーボードって触れる時間が長いので重要なんですよね。しかもこのところ在宅勤務も増えて、キーボード接触時巻も大幅に増えています。

このキーボードの利点は、なんといってもマウスを使わなくていいこと。「G」「H」「B」のキーの真ん中に、赤いポッチがあり、これがマウスポインターになっています。

キーボードにマウスパッドがついているものは、個人的にはあまり使い勝手がいいとは思っていません。タイピングしている間にパームがパッドに触れてしまって誤動作したりするからというのと、マウス操作をする際にホームポジションから手を動かす必要があるからなんですね。

その点、赤ポッチの場合はホームポジションから手を動かさずにマウスが操作できます。これがなんとも心地いい。

画面から離れて、楽な姿勢で背もたれに身を預けながら、タイピングもマウス操作もできてしまう。こんなに快適なことはありません。

しかも、今回は通信方式もBT5.0のほか、USBレシーバーを使った2.4GHz帯ワイヤレス接続も可能なんですね。

これまでもBTキーボードをいろいろ使って来たんですが、一日中使っていると、キーが勝手に連打されるようなことが多かったです。快調なときは問題ないんですが、電池が減ってくるとキーレスポンスに影響が出ることが多かったです。

USBレシーバー経由だとこういうことはあまりないので、どちらにも対応できるキーボードというのはありがたいです。今のところ、BTでのみ使っていますが、キーの連打などの現象は現れていません。しばらく使ってみて、安定感が高いようであればこのままBTで使って行こうと思います。

複数のPCを使うことが多いので(在宅勤務は貸与PC、家では2台のノートPC)、BTとUSBレシーバーをスイッチで切り替えることができるのは便利です。

ただ、万人向けかというと実はそうでもない部分もあります。

CtrlキーとFnキーの位置が一般的なキーボードとは逆になっているんですね。この部分は、慣れないと使いづらく思えるかもしれません。

ThinkPad PCの場合は、BIOSを操作することでCtrlキーとFnキーを入れ替えることができるんですが、外付けではできないんですよ。

なお、FnLockは従来通りFn+ESCでできます。これもデフォルトでFnLockにしたいところなんですけどね(汗)。

まぁそんなわけで、久しぶりに赤ポッチ付きのキーボードで入力してますが、快適です。

『完全なるチェックメイト』 天才は狂気と紙一重なのか

評価:4.0

完全なるチェックメイト(字幕版)

完全なるチェックメイト(字幕版)

  • 発売日: 2016/07/02
  • メディア: Prime Video

ブルックリン生まれのユダヤアメリカ人で天才チェスプレイヤーとして有名なボビー・フィッシャーの物語。
ソ連のチャンピオン・スパスキーと世界チャンピオンの座を賭けて二十四番勝負に挑む。

ボビー・フィッシャーは狂気の天才として知られていて、若い頃からその才能はずば抜けていた一方で、精神的に不安定だった。
映画の中で、チェスの天才は狂気と紙一重のように描かれている。
フィッシャーは音に過敏に反応し、部屋に盗聴器が仕掛けられていると信じ込んだり、対局条件として無理難題をふっかけたりする。
対局相手のスパスキーも、対局中に椅子から変な音がすると言ってみたり、やはり普通の人とは違う感覚の人物として描かれている。
が、私が知る最近の将棋や囲碁棋士を見ていると、全くそうは思えない。羽生善治九段、森内俊之九段、佐藤天彦九段、豊島将之竜王名人、渡辺明三冠……。張栩九段、高尾紳路九段、山下敬吾九段、井山裕太棋聖、芝野虎丸名人王座。いずれも紳士的で落ち着いた印象である。よ……いや、何も言うまい。
ひょっとすると時代のせいというのもあるのだろう。確かに昔は盤外戦術もすごかったという話はよく聞く。
正直、こんなプレイヤーの対局を設定する裏方にはなりたくないなと思いながら、世界を変える瞬間をそばで見たいという気持ちもないではない。
そういう意味では困ったものだが、やはり天才の所業を見るのはいつの時代もいいものである。

チェスのルールはよくわからないが、囲碁や将棋の対局はいつも見ているので、やはり似た雰囲気がある。
チェスクロックは、形は異なるものの、今でも囲碁や将棋の対局には使われている。
また、フィッシャーが考案したというフィッシャールールは、AbemaTVトーナメントなどの超早指し戦や練習対局でも採用されていて、この頃から連綿と続いていると改めて感じた。

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『完全なるチェックメイト』より

『アルスラーン戦記』第13巻 聖剣ルクナバードと蛇王ザッハーク

評価:4.0

聖剣ルクナバードと蛇王ザッハークの封印を巡り、デマヴァント山でヒルメスギーヴが対峙する。
一方、王都エクバターナではアンドラゴラス王に対してイノケンティウスが一騎打ちを挑むと騒ぎ立てる。
ペシャワール城でのトゥラーン戦もまだこれから。先は長いなぁ(笑)。

『亜人』第16巻 猛り狂うフラッド

評価:4.0

フラッドの発生により、基地周辺にも被害が広がっていく。
こうなるともう制御のしようがない。
亜人はどう生まれたのか」という質問に対するオグラ・イクヤ博士の答えとは……。
文字通りIBMの洪水の中で、戦いはどこに向かおうとしているのか。
オグラ博士、もっといろいろ知ってそうなんだよなぁ。

最近イラスト描きにハマってます

最近のエントリーで気付いた人もいるかもしれませんが、最近イラスト描きにハマってます。

昔からお絵かきは好きだったんですが、このところiPad Proを使っていろいろ試しています。

試しているのは以下のふたつ。

Procreate

Procreate

  • Savage Interactive Pty Ltd
  • グラフィック/デザイン
  • ¥1,220

Procreate。略してプロクリ。
こちらは一回買い切り。一度買えばずっとバージョンアップの恩恵も受けられます。

CLIP STUDIO PAINT for iPad

CLIP STUDIO PAINT for iPad

  • CELSYS,Inc.
  • エンターテインメント
  • 無料

CLIP STUDIO PAINT。略してクリスタ。
こちらは月額、あるいは年額制。しかも機能によって金額が異なっています。EX>PROのようです。

両方ともiPad Proを導入した頃からインストールしていたんですが、思ったより使い方が難しくてずっと使いこなせてませんでした。

もったいないなぁと思いつつ、在宅勤務が増えたおかげで自由に使える時間も増えたということで、もっと絵を描いてみたいと思っていました。そんなときに観たのが以下の動画。


絶対に知るべきProcreateの便利機能を7つ紹介!!【iPadイラストアプリ】

そういえばProcreateはiPad Proに入っているので、見よう見まねで描いてみたのがこれです。

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ちょうど『七つの大罪』の最終巻が終わったところだったので、記念にという想いもこめて、結構しっかり描いてみました。

実はまだ「ベタ」の塗り方がわからず、ペンの太さを調節しつつ塗ってます(汗)。

ということで、もうちょっとちゃんと使い方を知った方がいいということで、先ほどのYOUTUBEのチャンネルを登録し、動画と一緒に描いてみて挑戦したのがこれです。

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『サベイランス -監視-』より

これは『サベイランス -監視-』のとあるシーンを写真に撮って、それをトレースしたものです。

スーツの部分はベタで入れることができたんですが、ジーンズシャツの部分はそれらしく見せるにはどうしたらいいかわからず、ペン入れでごまかしました(笑)。

連日描いていると、どんどん描きたくなるもの。調子に乗って描いたのが次です。

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こちらは『BEASTARS』第18巻より。擬人化動物を描いたのは初めてなのでバランスが崩れています。レゴシはなんとなく女っぽくなってますし(目もとの影がアイシャドーにしか見えない)。

虎(ビル)は昔から阪神ファンなので結構描いてきているということが活きてるのか、相性がいいようです(笑)。

何枚か描くうちに、レイヤーの使い方もわかってきて描いたのが次の一枚です。

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これは『ONE PIECE』第96巻より。元絵はゴールドロジャー率いる海賊団のほかのキャラもいたんですが、割愛(描くのが面倒くさい)。元絵のエースの顔があんまり好きじゃなかったので(ルフィ化しすぎ)、手を加えました(笑)。

実は各キャラクターは別レイヤーで描いているので、位置は自由に動かせるようにしています。エースの位置に合わせてレイリーの重なっている部分を消したりして調整しています。

この絵を描いたことで、ベタ塗りももう少し上手くできるようになりましたし、レイヤーの使い分けも少しずつ上達してきました。

ここまでは全てProcreateを使って描いてきたんですが、よく考えたらCLIP STUDIOは年額支払っている(しかも5月頭に一年間更新したばかり)んですね。

だったらちゃんと使えるようにしなきゃということで、CLIP STUDIOを使ったのが次の一枚です。

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こちらは『銀河英雄伝説』第17巻に登場しているオーベルシュタイン。CLIP STUDIOの機能を使いたくて、集中線を使ってみました。

しかし、Procreateに比べると余りにもいろいろできすぎて、逆に使い方がよくわかりません。

マンガ特有のトーンもいろいろ使えるようなんですが、そもそもの使い方がわからないので、使えず。仕方ないので、別レイヤーでグレーを使って影を入れたりしてます。ぼかしも使ってますが、本当は元絵と同じようにトーンを使いたかったんです。

これはちょっと使い方を勉強しないとなぁと思ってKindleのライブラリーを調べてみたところ……。

実は随分前にこの本を入手していました。

しかし、入手はしたものの、レベルが高すぎてまったく使える気がしなくて断念していたのでした。

今回は改めてちゃんと勉強し直そうかなと思います。

今のところ、初心者にも使いやすいのはProcreate、初心者には何がどうなっているのかさっぱりわからないけど潜在能力は非常に高そうなのがCLIP STUDIOといったところでしょうか。

今後も、少しずつツールの使い方を勉強しながら、イラストもたまに描いていきたいと思います。

来月(6月)から緊急事態宣言解除を受けて忙しくなりそうなので、更新サイクルは長くなってしまうかもしれませんが(汗)。

今回、改めてイラストを描いて思ったんですが、ツールの使い方を知ってしまえば、ひょっとして絵心のない人でもすごい作品が作れてしまうんじゃないかということです。

個人的には、回り込みが苦手なんです。手前に何か物体があったとして、その向こう側の絵を描くとバランスが崩れてしまうんですね(汗)。例えば剣を構えた人物がいたとして、剣の背景にある人物をどう描いていいかがわからなくなります。

いや、頭ではわかっているんですが、手前に何かモノがあると後ろのモノがバランスを崩してしまうんですね。

上に挙げたイラストで言えば、『ONE PIECE』のレイリーの構える刀でしょうか。レイリーが手前、刀が奥です。間にレイリーを挟むことによって、刀の太さをどうしていいかがわからなくなってしまうんですね。

ツールを使うと、刀は刀として描くことも可能です。レイリーの後ろにあるはずの刀を「実際に描く」ことによって、バランスの取れた回り込みが実現できたりするんですね。

これは実は長年の悩みが解消した瞬間で、個人的にはかなり嬉しい成果だったりします。

いやぁ、若い頃にこんなツールがあったら、漫画家を目指していたかもしれません(笑)。めちゃくちゃ便利です。

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鉛筆で描いたらこんな感じです。『鬼滅の刃』より。

『銀河英雄伝説』第17巻 ガイエスブルグ墜つ

評価:4.0

ガイエスブルグ編クライマックス。
死亡フラグの立ったケンプと、ヤンの不在を見抜いたものの主張を貫き通すことができなかったミュラーの対比。
ケンプはガイエスブルグとともに散り、重傷を負ったミュラーはラインハルトの前で敗戦の責任を詫びる。
爆発するかと思えたラインハルトはしかし、怒りを鎮めてミュラーの責任は問わないのだった。
扇動に暗躍したフェザーン商人は、さらなる作戦を展開し、歴史は加速していく。
それにしてもヤンの安定感たるや。机の上にあぐらをかく姿がこれほど安心に感じるキャラクターはなかなかいない。


個人的にはオーベルシュタインが好き。

『ONE PIECE』第96巻 ロジャーとおでんの物語

評価:5.0

ゴールド・ロジャーの世界一周物語。そして光月おでんの釜ゆで処刑。
はるかな過去から脈々と続く物語はようやく現在に繋がり、オロチとカイドウに刃向かうルフィたちへと受け継がれた。
伏線が複雑すぎて絡まりまくっていたが、ひとつひとつ丹念に解きほぐすような展開なので、ワノ国編が落ち着いたらまたちょっと遡って読まなければと思う。
ワノ国編はまだまだ続きそう。

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ONE PIECE』第96巻より