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先週末、いつものTSUTAYA夏見台店に行ったんですが、夏休みが始まったということとキャンペーン期間中ということもあって、ほとんど貸し出し中になってました。
ほんとはMIBでも借りようかなぁと思って行ったんですが、当然貸し立ち中。あるのはすでに観たことのある映画か、もしくはあんまり人気のなさそうな映画ばっかり。
ううむ。
昔、納屋もレンタルビデオ店でバイトをしていたことがあるんですが、こればっかりはどうしようもない。夏休みが始まると同時に、ほとんど貸し出し中になる。
特にアニメ映画とかね(笑)。
で、迷った挙句、借りてきたのは「バグダッド・カフェ」と「フォー・ルームス」。
「バグダッド・カフェ」は、随分昔に勧められた映画なんですが。どこで、誰に勧められたのかも思い出せないんですけど。
しかし、この映画。パッケージが……。
なんというか、およそ好奇心を刺激しない感じ(笑)。
ううむ。
砂漠っすよ。なんかタンクの前でデブの白人女性とやせっぽっちの黒人女性が抱き合ってる。なんじゃこりゃ(笑)。
でも借りてきました。なんせ他に借りる映画ないんで。
この映画、1987年のドイツの映画なんですよ。
いきなりドイツ語で始まるから、ずっとドイツ語なのかと思ってしまいました。ドイツ人夫婦の会話だけでしたが。
しかし、のっけから観客を突き放すかのような映像の連続。
突然、車をバックでぶつけ始めるおっさん。デブのおばさんはなんか知らんけど怒って歩き出すし。
パーキングみたいなところでは、なんかやせたおばさんが怒鳴り散らしてる。
なんか観てるだけでこっちの方が怒りたくなってくる(笑)。
ここでかみさんの心は完全に突き放される。「ようわからん」と言って眠ってしまいました。
確かにようわからん。
全体的に画面が妙に暗いし。
どこもかしこも雑然としているし、人間関係がようわからん。
うう。
これはもしかしたら失敗か!?
さすがの納屋もそう思いました。
ところが。
段々、その雰囲気に慣れてきました。
デブのおばさん、最初登場したときはほんとにただのデブのおばさんだったんですが、徐々になんというかなんや、結構いい人やんという感じになってきて。
むぅ。
観ているうちに段々引き込まれていきました。
なるほど、こういう映画だったんですか(笑)。
ちょっと万人向けではなさそうですが、映画好きな人にはいいかも。
最初の方の突き放したような場面も、もう一回観ればちゃんと全部繋がってそう。いろいろメタファーが隠れてそうだし。
ううむ。もう一回観てみようかな。