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『リング』の韓国版と言ってしまえばそれまでなんですが、ストーリー描写に関しては完全に『呪怨』より上です。
女性がみんな日本人女優のパチモンに見えてしまうんですが（汗）。
ホラー映画なので、恐怖度という観点から見ると、『呪怨』よりは『リング』に近い感じです。『呪怨』が無差別殺人的恐怖だったのに比べ、『リング』はサスペンスホラーだったわけですが、『ボイス』は完全に後者です。
中でも、少女役の女の子がすごい。表情もさることながら、悪霊に取り憑かれた場面の演技は迫真。ていうか、素でもこの子怖いんですけど（汗）。
ストーリー展開は、『リング』のように続編に引きずる形ではなく、潔い結末でよかったです。
この映画と『猟奇的な彼女』をたて続けに観たんですが、はっきり言って韓国映画のイメージが一新されました。
映画の王道というか、変に斜に構えるのではなく、真正面から映画作りに取り組んでいるような印象を受けます。
ひょっとすると古い部分を感じてしまう人もいるかもしれませんが、日本映画が忘れてしまった何かがそこにはあるような気がしました。人気のある芸能人出せば客が入るっていうもんじゃない、と。もっときちんと映画作りしましょう、と。
そういう感じがしました。
『呪怨』より『リング』がいいと思っている人にはオススメです。
※今気付いたんですが、このDVD発売日2003/10/16になっているんですが、大丈夫っすか!?（汗） ……公式ページを見ると、2003/10/03レンタル開始になってました。レンタルの方が早いんですね！
