マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『レッド・ドラゴン』 麻雀の「中」がレッド・ドラゴンだとは

ASIN:B00006K0HH
羊たちの沈黙』の前の話になりますが。ハンニバル・レクター博士が初登場する、トマス・ハリスのレクターシリーズ第1作です。

レッド・ドラゴン』はすでに映画されてたんですが(旧題『刑事グラハム 凍りついた欲望』、最近『レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙』としてDVD化)。レクターがアンソニー・ホプキンスじゃなかったんですね。で、『ハンニバル』撮影後にアンソニー・ホプキンスがやる気になってくれたおかげで復刻されたわけです。

ハンニバル』がああいう感じ(汗)だったのであんまり期待してなかったんですが、この映画は素晴らしかったです。

羊たちの沈黙』の正統なルーツという感じ。かつて映画化されていた『刑事グラハム』は観てないので比較しようがないんですが、『ハンニバル』で失望した『羊たちの沈黙』ファンも、これには納得でしょう。

羊たちの沈黙』を連想させるシーン(レクターの収監される監獄など)もふんだんに取り入れられている上、単体の映画としても十分楽しめる作品になっています。

こういうリメイクは大歓迎ですね。

個人的に、麻雀牌のが「Red Dragon」なんていうかっちょいい呼び名だったのが驚きでした。ちなみに發はグリーンドラゴン、白はホワイトドラゴンらしいです。「大三元」は「Big Three Dragons」なんですね。