マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


グイン・サーガ93『熱砂の放浪者』 砂漠でついウトウトと

熱砂の放浪者―グイン・サーガ(93) (Amazon)
いやぁ、読み始めたのは結構前なんですが。途中で他の本読み始めちゃったり、『逆転裁判』とかやってたので全然読み進めませんでした。

なんというか、ここんとこ今ひとつグインの世界にどっぷりハマれない感じです。古代機械とか星船の秘密をちょっとずつ晒されているわりに、自分の中で昂揚するものがないというか。

それにプラスして、今回は舞台が砂漠。登場人物も少ないし、展開もまぁ知れてるわな、と。100巻を前にしてグインが記憶失ってルードの森から再スタート! とかいう展開だったら栗本薫をまた尊敬しちゃうんだろうけど、そういうわけでもなく(当たり前だけど)。

以下ネタバレを含みつつあらすじ書くと……。

アモンと一緒に古代機械によってノスフェラスへ飛ばされたグイン。そこへグラチウス登場。オマル、いやスワンボートに乗ってグルヌーを目指すふたり。でもグルヌーの瘴気にはグラチウスも二の足を踏むわけですな。北の賢者ロカンドラスですら死んだではないか、と。そんな中、なぜかグラチウスの寝てる間にロカンドラスの幽霊登場。グインをラクダに乗せてグルヌーへ。途中で紙数を費やしすぎたと気付いた栗本薫ラクダをワープさせる(最初っからせぇっちゅうねん)。グルヌーの中心部に到着し、そのまま星船へ突入。そこへ舞い降りるアモンの影。

さすがにここまで一本調子だとダレますな。

次巻以降の展開は全く知らないんですが、読むのはしばらく先になりそうな気がします。だって『魍魎の匣』がまためちゃくちゃ分厚いんだもんなぁ(汗)。