評価:
(ぽすれん) (Amazon)一時期の勢いを完全に失ってしまったかのようなこの巻。製作スタッフに何かがあったとでもいうのだろうか(ナレーションの人、いつもこの言い回しするんだよなぁ)。
ビデオも全体的にインパクトが薄いです。よく心霊写真であるように、「ほら、この木のところに人の顔がいくつも浮かんでいるんですよ」的な白い枠で囲わないとわからないようなものばかりです。下手すると、白い枠で囲んでてもわかりません。
オマケに、今回の一押しであろうと思われる話の信憑性がイマイチ。テレビの画面が乱れて子供が昏倒する……というところから話が始まるんですが、そのシーンがなぁ……。その子供がニヤニヤしながら薄目開けるようにして倒れてるので、げんなりしてしまいます。
おまけに8ミリに流れていく道理がこじつけっぽいし、実家のお母さんとか、逆ギレする嫁さんとか、みんながみんな無名役者の演技っぽいんですよね。やれやれ。
まぁそういうことを言い始めると、ほかの巻も相当アレなんですけどね。
最後の8ミリは、それが出てくるまでのうそ臭い演出を無視できさえすれば、そこそこ恐い映像でした。それまでの演出過多な背景描写さえすっきりすれば、もう少し恐く思えたような気もします。
あ、そうそう。今回はなんとなく演出音がウザかったです。ワザトラシイというか。映像がショボいので音響でごまかそうとしているというか。妙にアレンジ効かせようとしているというか。