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舞台はノスフェラス。セムとラゴンに囲まれてすっかりボケて隠居生活を送っていたはずのグインが突然動き出す、というのがこの巻のお話です。
例によって黄昏の国のザザとノスフェラスの狼王ウーラがやってきたおかげで、いろんな知識を注入されながら、中原を目指すことを決意したグイン。
といいながらその前にグル・ヌーにも寄り道して、ロカンドラスともどもグル・ヌーから追い払われるグイン一行。
そして暗黒のケス河を渡り、ルードの森に渡るとそこにいたのは……。というところがこの巻のメインディッシュとなっております。
ノスフェラスにいるとどうしても見渡す限り砂漠一色なので、雰囲気が停滞しがちになっちゃうんですね。が、まぁ次巻からはどうしても舞台は中原に戻らざるを得なくなるわけで、ようやく物語が動き始めるんだろうなぁといったところです。
とりあえずここ数巻くらいは100巻までの助走という雰囲気なので、テンションが低くなってしまうのは仕方のないことかなぁと思って次巻に進みたいと思います、はい。