評価:4.0
実話を元にした心温まる映画。
アフリカで茶葉を仕入れる仕事をしているロビンは、妻のダイアナとともにナイロビで生活を始めるが、突然ポリオに感染して首から下が麻痺してしまう。
人工呼吸器を装着し、余命数ヶ月を宣告されたロビンは、ダイアナの強い希望で赤ん坊が生まれた後に母国イギリスに帰国する。
ロビンは現実を受け止めることができずに死を望むのだが……。
献身的なダイアナと、ロビンの周囲の人々の温かい支援により、人工呼吸器付きの車椅子で動き回れるようになり、人工呼吸が必要な患者に行動の自由を求めて活動する。
この映画のプロデューサーはロビンの息子ジョナサンであるというのも感慨深い。
動きの少ない映画ではあるが、ナイロビの自然や自宅から見上げる青空、スペインの夜など、印象的なシーンがちりばめられている。
今の状況にいると、人と人との繋がりの温かさがなお一層心に響く。