といっても実はこの作品は初めて読みました。桂正和は元々好きなんですが、『電影少女』くらいまでしか読んでませんでした。
てことで読み始めたんですが……。
なんというか、主人公の逆走っぷりがかなり痛々しく感じてしまいました。
物語はいつもの桂正和節で、ほんとに好きな女の子と、自分に好意を寄せる活発な女の子との間を行ったり来たりするおなじみのパターンなんですが、昔の桂正和作品ではその主人公の気持ち、わかるなぁと感情移入しながら読めていたんですね。ところが、今読んでみると正直しんどい(汗)。
まぁそうじゃないと週刊連載なんてできないんでしょうが、うまくヒロインとくっつくかなぁと思ったところで逆走。でもしばらくたつと誤解もとける。で、またくっつきそうになると次の問題が起こって逆走。このパターンの繰り返しです。
さすがにちょっとこの歳になって読むとこの逆走っぷりにはイライラしちゃいます。
とか言いながらちゃんと最後まで読んでしまったりしたんですけどね(汗)。いいなぁ、伊織ちゃん(バカ)。