マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


 偏頭痛にサラバ?

実は、一ヶ月くらい前から整体に行ってました。

かみさんが風邪を引いて、咳のしすぎで肩凝りがひどくなったときに、知人から紹介されたところです。かみさんはそこに二回行っただけで肩凝りが治ったんですね。

この日記でもたまに書いていたんですが、私は結構頑固な頭痛持ちなんですね。肩凝りからくると思われる偏頭痛が、毎週1、2回は襲って来ます。主に左の頭が痛くなります。

痛くなると、ズキンズキンと脈打つ度に痛みが走り、ひどいときは目を開けていられなくなるくらいになります。

もしかするとその頭痛が治るかもしれない、という淡い期待の元にその整体院に行ってみました。

先生がひとりで受け付けから治療まで全部まかなっている小さな治療院で、とある駅近くの集合住宅っぽい建物の中にありました。

完全予約制なので、前もって予約した時刻の少し前に行きました。はっきり言って半信半疑のまま入り口近くの長イスに座っていると、奥の診察室から「あ〜」とか「う〜」とか聞こえてくるわけです。

その診察室から先生が顔を出し、「じゃぁ○○さん、奥の部屋入って」といきなり声をかけられました。初対面なんだけどなぁと思いながらも、まぁ予約してるからなぁと思いなおし、そのまま診察室へ。

診察室には診察台と思しきベッドがありました。アルミのレジャーシートのようなものが被せてありました。

先生はまず、私に腕を組ませ、右・左に身体をひねらせました。「こっちにひねりにくいでしょ」と言いながら。

確かに、左にひねるのは割と簡単でしたが、右にひねると途中でひっかかる感じになってました。

「右肩が凝るんだね」と先生は言いましたが、ピンと来ませんでした。というのも、頭痛は左なんですよね。肩はいつも両方とも凝ってる気がする。そう伝えると、「これは右だよ、うん」と先生は軽く答えました。

「じゃぁうつ伏せに寝て」

と言われ、私はベッドにうつ伏せに寝ました。

先生は、腕を持ち上げたり足を動かしたり。肩には一切触れず。私は肩のマッサージでもするのかと思ってたので、ちょっと拍子抜けしました。

「今度は仰向けになって」

と言われるがままに仰向けになりました。

先生は、首の右側のツボらしきところを押し、「ここ痛いでしょ」と言いました。そりゃ痛いってもんじゃなかったです。首筋に激痛が走る。「痛いっす!」と答えると、先生は私の頭を引っ張るようにして少し左方向に動かしました。動かしたというか、首を傾げるような姿勢にした、という感じです。

そしてもう一度同じところを押し、「今度はどう?」と言うわけです。首の位置を移動しただけなんだけどなぁと思うんですが、不思議なことに、全然痛くないんですね。

先生曰く、本来はこの姿勢が一番身体が楽なんだとか。無理して真っ直ぐにしようとするから、身体の建て付けが悪くなる、と。その建て付けを良くすれば、肩凝りから来る頭痛はなくなる、と。

そういうもんなんですかと、ここでも半信半疑だったんですが、約20分の治療(といっても先生の言うがままに身体をひねったり動かしたりしただけ)が終った頃には不思議と肩が軽くなったような気がしたんですね。

治療は一回3,000円。「また来週来てください」ということだったので、騙されたと思って土曜日に行くことにしました。

二回目は、あお向けで左足を抱える姿勢になる恰好で、先生が上から足に乗って押すような感じでした(これはおなかが苦しかった)。

三回目は、左足をカエルのように折り曲げて開く恰好で、先生が上から乗って押すような感じでした(これは股関節が痛かった)。

で、三回目の日に「これでもう頭痛とはさよならです」と言われた次第です。治療完了。

「朝起きて、いつも首の後が重かったと思うけど、これからはもうその友達とも会えないから。寂しいかもしれないけど」

それが先生の言葉でした。

実際、一回目の治療からもう一ヶ月近く経つんですが、頭痛は皆無。肩凝りはまぁ仕事も忙しいので多少あるんですが、頭痛に関しては気配すら全くしません。これはちょっと驚きです。

治療費は3,000円×3回で9,000円。期間は三週間。これでほんとにあの頭痛(特にひどい偏頭痛)に決別できるのか、未だに信じれないんですが、確かに全然頭痛ないんですよ。

というわけで、今後も経過を見守っていきますが、これでほんとにあの頭痛とおさらばできたのなら今までの苦労がアホみたいです。なんというか、肩が別人の肩のように軽いんですね。特に首の後辺りが。すごいもんです。