マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『PLUTO』(2) 限りなく人間っぽいアトム

PLUTO (2) ビッグコミックス (Amazon)
最近ほんとにマンガ馬鹿になってしまったなぁと思うわけですが、とりあえず『封神演義』を読み終るまではこのペースで読んでいくつもりです。間にちょこちょこつまみ食いしながらですが。それが終れば一旦マンガを離れてグインサーガを一気読みする予定です。なんせいつの間にか100巻超えてるんだもんなぁ。

で、『PLUTO』の最新刊です。

手塚治虫鉄腕アトムを土台とした浦沢直樹の新作なんですが、『20世紀少年』とこのシリーズを同時に連載できるパワーはほんとにすごいなぁと思います。

まぁ、これまでもずっとスピリッツ1本、オリジナル1本の同時進行だったので、浦沢氏としては同じペースを守っているといえるんでしょうけどね。

最近知ったんですが、『MASTERキートン』は絶版になるということらしいですね。原作者のクレジット問題が絡んでいるとかどうとか。あのシリーズも名作なので、いつまでも手に入りやすいようにして欲しいと思います。また話が逸れました。

今回の『PLUTO』。前巻とは違い、アトムくんが主役の座を奪ったような展開です。限りなく人間に近い超高性能ロボット、アトム。これがまた人間臭いんですね。

個人的にはゲジヒトも充分人間臭いと思うんですが、アトムには敵いません。きっと彼に敵うのはかの究極超人アールくんくらいのものでしょう(違)。

この巻ではお茶の水博士が登場するんですが、これがまた手塚治虫先生がそのまま生きていたらこんな感じかもなぁというくらいそっくりなんですね。この粋なハカライに思わず胸が熱くなってしまいました。

やっぱりいいなぁ、このシリーズ。