マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


グリーン・マイル 憎たらしい悪役コンビ

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久しぶりに映画を観ました。
先週末、「北の国から」を観た余韻を楽しむ間もなく、いつものTSUTAYA夏見台店でDVDを借りてきたわけです。

で、今日観たのが「グリーン・マイル」。

トム・ハンクス主演の映画で、感動できる映画として結構有名なもの。

実は今回観るまで、アメリカ国籍を取るまでの苦労話なんだとずっと思いこんでました。それは「グリーンカード」ですな(汗)。

冒頭のシーンで老人が出てきて、過去を懐かしむシーンの間はずっとそう思い込んだままで、「なるほど。この人がアメリカ国籍を取るのだな。どこ出身の人なんだろう」などと妄想を展開してました。

全然違う話だったんですね。

ちょっとショック(笑)。


で、ほんとはこれは刑務所モノなのです。

トム・ハンクス演ずる死刑囚刑務所の看守を中心とした話。


刑務所モノは名作が多く、中でも「ショー・シャンクの空に」は名作中の名作。「答えは聖書の中に」は名台詞中の名台詞として記憶に刻まれてます。

そのほか、「デッドマン・ウォーキング」やら「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(正確には刑務所モノではないかもしんないけど)なんかも有名ですよね。


ともあれ、アメリカ人はこの手の刑務所だの法廷だのが大好きなんですよね。

陪審員制なので、どうしても冤罪がらみのネタが多い。テレビ番組でもクイズ番組とショッピング番組の次に多そうですもんね。


話がそれた。元に戻すと。

この映画、キャストがいい味出してます。

主役ポールのトム・ハンクスはいいとして。

脇役ですが、ポールの親友ブルータルはデビット・モース。この人どっかで見たことあるなぁと思ったら、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で出てきた憎たらしい隣の親父でした。いつか観た映画で、いかにも善人そうな顔して悪いことした役だったよなぁと思いながら観てたんですが。おかげで最後までこいつはいつか悪役になっちゃうんじゃないかとハラハラしてました(笑)。

ポールの上司として出てくるのはジェイムズ・クロムウェル。「ベイブ」に出てくる農家の親父と言えばわかるだろうか(笑)。このおっさんもよく見かける人である。

この映画の準主役のコーフィーにはマイケル・クラーク・ダンカン。「アルマゲドン」に出てたらしいですが、忘れました(笑)。でもこの映画での印象は強烈ですね。もう忘れないでしょう。

あと、悪役コンビが異常に憎たらしかった(笑)。

虎の威を借る看守はダグ・ハッチソン。実は「アイ・アム・サム」でサムの世話をやいてくれる知的障害者のイフティ役。全然印象が違ってびっくり。というか、同一人物にはとても見えない。

もうひとりの悪役はサム・ロックウェルだが、この人は見覚えなし。でもこういうキャラの人、ハリウッドには結構多いですよね(笑)。