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今年、DVD版で再リリースされた最後の二枚です。劇場版『DEATH(true)2』と『Air/まごころを、君に』が収録されています。
『DEATH(true)2』は、TV版の総集編です。それ以上でもそれ以下でもありません(汗)。
『Air/まごころを、君に』は、TV版の第25話と最終話のアナザーストーリーのようなものです。TV版でああいう形で投げ出された結論を、より鮮明な形で映像化したような印象です。
量産型エヴァンゲリオンによる弐号機の捕食シーンや、巨大綾波レイなど、かなりショッキングな映像がてんこ盛りになっています。
ある程度覚悟して観たんですが、やはり夢にまで見ちゃうくらいのインパクトがありました(汗)。ううむ。
以前、『ストーカー』で、「エヴァンゲリオンの使徒の模型」と書いていたのは、実は量産型エヴァンゲリオンだったんですね。『ストーカー』の中の少年の
「これは正義の味方なんだ。エヴァンジェリオン。羽根が生えてて空から悪い奴をやっつけるんだ」
というセリフは、半分は正解だったわけですね。なるほど。
しかし、これだけたくさんの映画を観てきても、やっぱり一方的な暴力のシーンっていうのはイヤな感じがしますね。『バトルロワイヤル』にしてもそうだったんだけど、無抵抗な人間に対して一方的な殺戮をするシーンというのは、観ていて気持ちいいもんじゃないんですよね。
この映画を観ると、『エヴァンゲリオン2』をプレイする意欲がさらに減ってしまいました。というか、結末としてはこれで完結しているように思えるんですよね。
やっぱりファンを突き放している部分はあると思うんですが、それは庵野氏のメッセージなんだろうし。現実に帰れ、という。
まぁそれに納得がいかない人もたくさんいるから、『エヴァンゲリオン2』に期待しすぎちゃった人もたくさんいるわけなんでしょうけれども。
少なくとも納屋の中では『エヴァ2』は劇場版『エヴァンゲリオン』を超えることはないと思われます。