評価:
(ぽすれん) (Amazon)『トレイン・スポッティング』のダニー・ボイル監督のホラー映画。
あんまり期待せずに観たんですが、なかなか面白かったです。
バイオハザード的なゾンビというか、噛み付くか血液が混じることによって、凶暴なウィルスに感染するという病気が、イギリスを襲うというストーリーです。
タイトル通り、「28日後…」というのがキーワード。ウィルスが広がってから28日後、病院で目覚めた主人公が、打ち捨てられたロンドンで目覚めるところから物語は始まります。『バニラ・スカイ』並に、ロンドンから人影が全くなくなってしまうオープニングシーンはミモノ。
B級ホラーっぽいノリなんですが、これがなかなかいいんですわ。映像的にもメリハリが利いているし、どことなく『トレイン・スポッティング』的な描写もあったりして、ぐいぐい引き込まれました。
単純なゾンビものというわけでもなく、絶望的な状況の中で、ほんの一筋の希望を頼りに主人公たちがもがくサマが心理的に描ききれている感じがしました。
個人的に、ひとつの言葉に最後までこだわったダニー・ボイルに拍手。こういうこだわりって大好き。