マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


『バタフライ・エフェクト』 断片的な記憶とパラレル世界

評価:4.0

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蝶の羽ばたきが台風を起こすかもしれない……というカオス理論の引用から始まる映画なんですが。

主人公は、少年時代の様々なトラウマを抱えた青年。記憶がところどころ欠落してしまう症状があり、常に日記を記録することで記憶を保つように習慣づけをします。

かなり暗くて複雑なストーリーなんですが、設定がなかなかおもしろくて引き込まれます。ひょんなことから過去のある時点に戻る方法を知り、未来を変えるべく様々な努力をする……という感じの展開。

過去を修正するたびに、先ほどまでの現実世界と微妙に異なるパラレルワールドを右往左往する主人公。

ヒロインもそれほど魅力的じゃないし、主人公もイマイチなんですが、観ているうちにハマりました。全体的にあと一歩が足りない、という感じもするんですが、これはこれでおもしろい作品です。