マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


Poderosaを使ってみる

※技術系の話なので関心のない人は読み飛ばしてください(汗)。


職場でPoderosaを使っている人がいたのでちょっと驚いた。

PoderosaはOmegaChartの岡嶋氏が作ったターミナルエミュレータで、便利な機能が付いたタブ切替型TeraTermのようなものである。

個人的にOmegaChartを使っていたので、Poderosaも存在は知ってはいたのだが、まだ使ったことはなかった。
F-Secureに文句を言いつつ使い続けていた(汗)。

Poderosaを使っていた人は、結構便利だしタブ切替もできるし、SSH接続も可能なので使ってるとか。OmegaChartのことは全く知らない人なので、使えるターミナルエミュレータを探していてたどり着いたそうな。割と知名度あったんですね(汗)。

で、早速自分でもインストールして使ってみた。先を越された気がしてちょっと悔しかったのは内緒だ。

起動やバッファリングが遅いという点や、やや不安定な部分を除けば、確かに便利なツールだった。

起動はまぁ、.NETなので仕方ないとして、バッファリングはやはり重い。FAQを見ると表示域を狭くすれば……などと書かれているけど、結局全部読み込んで表示するまでの時間は変わらんがな、と思う。体感でF-Secureの5倍くらいかかる。これはちょっとどうにかならんかと思う。

不安定な部分というのはいろいろあって、時折エラーポップアップが発生する。シェルスキームエディタを触っているときに起きたりするのだが、ちゃんとやりたいことはできてたりする。エラーは起きてるけどちゃんと仕事はしてますよ、みたいな。なんというか、これがツンデレってやつか(違)。

個人的にはシェル補完機能ができるというのは楽しい。プロンプトを自動認識させてシェルコマンドを収集するというアイデアは確かに面白い。Ctl-.でポップアップ表示できるならCtl-.で閉じたいところだったりするけど。

サーバーごとにシェルスキームを変えることができるというのも重要。

コマンド結果をコピーできる機能というのもなかなか使える。確かにリスト表示させてコピペ、って結構使用頻度高いもんね。これは使用者だからこそ思いつくアイデアだなと思う。

いろいろできるようにはしてあるけど、全ての機能使いたかったら自分で調べるなり作るなりしてね、という岡嶋氏の基本スタンスはやはり技術者としては見習わないとなぁと思う。ついついユーザーの要望に応えるべくいろいろやってあげちゃうので仕事の需給バランスが崩れるんだなと思う。

そんなわけで。しばらくメインのターミナルエミュレータとしてPoderosaを使ってみることにする。

こういうのを試すのってちょっと楽しい。