(Amazon)
というわけで。
Kindle Fire HDが届いたので早速いろいろと試しています。
iPad miniよりも画面は小さいものの、解像度は高いです。
書籍については全く問題ない。和文書籍はPaperWhiteの方が読みやすいけど、英文書籍はText-To-SpeechやX-Rayなどが使える点が他デバイスとの明確な違いとなっています。
個人的にはこのText-To-Speechは、Kindle DX時代からお気に入りの機能だったので、Kindle Fire HDでもできることが確認できてうれしい限りです。
マシン読みなので、多少不自然な感じはありますが、私が黙読する発音よりはるかにきれいな発音です。再生スピードも0.7倍から4倍まで調節することができmす。英文多読するには読んで聞くことができるので非常に有効なのではないでしょうか。
動画はiPad用に作っていたmp4がそのまま使えました。USBで接続してMovieフォルダに置けばOK。ただ、「ビデオ」一覧は動画の最初の部分を切り出したアイコンが並ぶだけなので、どれがどのビデオなのかさっぱりわからない仕様になっています。これは非常に残念です。これは正直言って要改善項目だと思います。観たいビデオがどれかわからないのではどうしようもないですからね。
画質には全く問題ありません。iPad miniの方が画面の縦横比が異なるため、広く見えますが、比べなければ特に違和感はありません。
スピーカーについてはKindle Fire HDの圧勝。サラウンドとまではいきませんが、バランスのよいステレオスピーカーは、これまでのタブレットとはレベルが違う気がします。ただ、このサイズのタブレットは外出中にイヤフォンで使用することが多いため、あまり恩恵があるとも言えない気もします。
バックグラウンドで何も走っていない状態であれば、動画がひっかかることもなくスムーズに視聴できるようでした。しかし、バックグラウンドでダウンロードなどをしていると、しょっちゅうひっかかりました。スペックギリギリでパフォーマンスが設計されているようにも見えます。
アプリについては、まだまだ発展途上です。Amazonアプリストアの品揃えは正直言って物足りないです。Huluが使えない、Dropboxが使えない、kinoppyが使えない(笑)。まぁ、kinoppyは紀伊国屋なのでいわば競合他社デバイス。わざわざ敵に塩を送ることはなかなかないかもしれません。
しかし、そこについては実は抜け穴がありました。といってもKindle Fire HDの利点まで損なうような抜け穴(いわゆるrootを取る)ではありません。Kindleストアへのアクセスがシームレスな標準機能はそのままで、Androidスマホがあれば、Google Playでダウンロードしたアプリが使える、というものです。
基本的にググればやり方はわかると思いますが、個人的メモとして残しておきます。やるのであれば、飽くまでも自己責任でお願いします。
まず、Kindle Fire HDで、未承認のアプリをインストールできるように設定します。本体の設定から、端末−アプリケーションのインストールを許可、としておきます。
次にKindle Fire HDでDropboxをインストールします。といっても、現時点ではAmazonアプリストアにはないので、Kindle Fire HDの標準Webブラウザ「Silk」で以下のURLにアクセスします。
https://www.dropbox.com/android
ここに、apk形式(Androidでの自動インストールファイル)があるのでダウンロードします。
詳しくは以下を参照してください。
続いて、AndroidスマホでESファイルエクスプローラーを導入します。
詳しくは以下を参照。
http://novo7aurora.seesaa.net/category/12914242-1.html
上記サイトの通りにすれば、apkファイルをDropbox経由でKindle Fire HDに移行することができます。
Dropboxからapkファイルを実行すれば、そのままインストールできます。
Huluにせよ、パズ&ドラにせよ、とりあえず片っ端から入れてみましたが、ほとんどアプリがそのまま使えます。
それこそ、Kindle Fire HDでkinoppyの書籍も読むことが可能です。まぁ、Android端末やiPadで読むのと何が違うのかと聞かれても困るんですが(笑)。
ホームでのアイコンの解像度が低いので、イリーガル感はありますが(笑)、基本的には何の問題もなく使用できます。
飽くまでもAmazonアプリストアでアプリが充実するまでの過渡期において有効な手段だとは思いますが、当面はこれでKindle Fire HDの潜在的なパワーを引き出せるような気がしてわくわくしています。