マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


GoodNotes5がリリース

さて。

先週、出張の直前にGoodNotes5がリリースされた。

iPad Proのアプリの中で、間違いなく最もよく使っているツールなので、どうしようかと迷いつつ、インストール。GoodNotes4を正規の価格で購入したユーザーは無償でアップデートできるようだ。

まだしばらくはGoodNotes4も使えるようだが、そのうち5のみになるようなので、早めに乗り換えてしまった。とはいえ、まだオススメはしない。GoodNotes4からの移行はできるのだが、逆は無理なので、もう少し様子見した方がいい、というのが現時点での個人的見解だ。

ツールの使い勝手が変わったのと、Apple Pencilでの描画の仕組みが一新されたような印象。見た目はスタイリッシュになった気もするが、全体的にもっさりと重く感じる。

GoodNotes4ではほとんど感じられなかったタイムラグが若干発生するほか、ペンの種類や基本色の色合いなども変わった。また、テンプレートも更新された。

特に変化が大きいのは、「投げ縄」ツール。範囲内の描画をひとまとめに操作するものだが、4のときは別ページにコピーする際に、一旦ペンツールに切り替える必要があった。というのも、ページめくりはペンツールじゃないとできなかったからである。

それが、5になると、投げ縄ツールの状態のままページめくりができるようになった。このツール自体は全体的に使い勝手がよくなっている。が、手では投げ縄ができなくなったようだ。これを改悪と思う人も結構いるかもしれない。

ほかにも不満はたくさんある。

アプリ起動時に、表示縮尺が「ページサイズ表示」に戻ってしまうのだ。縦置きのページを横画面で使っていると、天地にフィットされて表示されるので、毎回拡大しなければならなくなった。これは毎回のことなので意外とストレスがたまる。

また、ペンの挙動がやや怪しい部分もある。たまに、引いてもない線が突然描かれたりする。これはなんというか、環境の違いも影響している可能性がある。

ペーパーライクフィルムを貼っているので、Apple Pencilのペン先が結構削れているのである。iPad Pro 10.5を裸で使っていたときには一年以上ペン先はほとんど減らなかったのだが、ペーパーライクフィルムを貼ったiPad Pro 12.9では、ほぼ一カ月でペン先が目に見えて削れてしまった。

角度によってはペン先を画面に当てても反応しないこともあり、そろそろペン先を替えなければと考えている。

なので、ひょっとするとペン描画の挙動不審さの原因は、削れたペン先やペーパーライクフィルムにあるのかもしれない。

ほかにも、Dropboxへの自動バックアップができなくなった。iCloudで同期しているのはいいのだが、Apple環境以外でノートを参照したい場合、Dropbox連携が非常に便利だった。今のところ、共有したいノートをDropboxに書き出すほかない。これも地味にストレスがたまる。

さらに、描画の多いノートを開く際にかなり時間がかかるようになったなど、使ってみないとわからないもっさり感が随所にある。

だが、一旦5に移行してしまった以上、4に戻すのも大変なので、この環境に慣れていくしかないと考えている。幸い、アップデートは比較的頻繁にしてくれているようなので、もう少し様子を見てみたい。