マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


レディ・プレイヤー1

評価:4.5

レディ・プレイヤー1(字幕版)

レディ・プレイヤー1(字幕版)

  • 発売日: 2018/07/25
  • メディア: Prime Video

スティーブン・スピルバーグ監督。
舞台は2045年。世界中の人々は現実から逃避するようにしてVRのMMO世界「オアシス」に没頭していた。
オアシスの創始者ジェームズ・ハリデーは、オアシス内にイースターエッグを得るための3つの鍵を隠してこの世を去っていた。
世界中の人々は、オアシスの所有権であるイースターエッグを求めて「ガンター」として日々戦っていたのである。
スタックと呼ばれるスラム街に棲むウェイド・ワッツは、パーシヴァル(Z)としてこのオアシスに参加。
ハリデーに心酔するパーシヴァルとその仲間たちが、オアシスの支配権を狙う世界第2位の大企業IOIとその社長ノーラン・ソレントと熾烈な争いを展開する。

随所に過去の映像作品へのオマージュがちりばめられていることでも話題になったこの作品は、キャラクターやマシンなどの使用許可を得ているので、それらを探すのも楽しい。
なんというか、スーパーロボット大戦的な展開もあり、いろんな意味で胸が熱くなる。
代表的な作品としては、『AKIRA』や『機動戦士ガンダム』などがあるが、パーシヴァルの乗るマシンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンだし、数え上げると切りがない。いろんなところでニヤリとさせられる。

この映画の現実の状況は、現在我々が経験している「自宅待機状態」と非常によく似ている。
リアルな世界で会うことができず、ZoomやTeamsなどのビデオチャットを通してしか会うことができなくなった状態が永続的に続くことになれば、このような世界も作り出されることになるかもしれない。嬉しいような嬉しくないような。
映画の中で印象に残った言葉は以下の通り。まさに今の社会にうってつけである。

「Reality is the only thing that's real.」(現実こそがリアルなんだ)※字幕とは違うけど、個人的にはこんなニュアンスの方がしっくりくる。