マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


緊急事態宣言の効果は確かに出ている

緊急事態宣言が出た後に、以下のエントリーを書きました(4月11日)。

shallvino.hatenablog.com

この中で、素人判断ではありますが、こう書いていました。

私の考える期待値としては、4月13日までは毎日200人前後で増加し(合計2,300人)、そこでなんとか200人のペースを維持し、4月22日まで持ちこたえる(それでも合計は3,900人)。そして緊急事態宣言の効果が現れて100人くらいに落ち着く(その数字で4月30日までに合計4,700人)というものです。8割の行動変容ができていれば、数字はもっと小さく抑えられるはずなのですが、今の様子ではこれが限界のように思えます。

つまり、4月30日までに東京都の感染者数が5,000人を下回っていれば、緊急事態宣言の効果が現れていると言える、と見ています。今後、もう何段かギアを上げないと、5月6日までの緊急事態宣言の期間は延長せざるを得ないのではないかと思います。

幸い、行動変容の効果が現れ、私が予想した数字よりは小さな数字で4月30日を迎えることができました。30日時点で東京の感染者数は4,152人。5,000人を下回っていれば、緊急事態宣言の効果は出ていると思っていたので、十分及第点と言えるのではないでしょうか。

接触を8割以下にすることができていればさらに減っていたと思いますが、惜しいところです。

ただ、思っていたより東京以外での感染者の増加が確認されている点や、北海道など一時期は抑え込みに成功したと思われていた地域で第二波の影響が出ていますし、大阪でも思ったよりも感染者数が減っていません。

こうしたことを考えると、緊急事態宣言の延長は致し方ないことだと思います。

ただ、徹底的なクラスター対策で抑え込みに成功していたかに見えていたシンガポールも、ここ一週間で感染者数が倍増しています。日本のクラスター対策のお手本の国だったのですが、今後の動向に注目です。

中国では新規感染者数が報告されなくなり(その報告の信憑性はとりあえず置いておいて)、経済活動が再開されるようになりました。韓国でも、新規感染者数はほとんど増えなくなっています。徹底的な外出抑制や、徹底的なPCR検査・行動調査などを行ったことにより、最初の段階で大きな経済的損失を被ったものの、今後のポストコロナ経済体制の中でいち早く経済活動が再開できる利点は、その経済的損失を補って余りあるものになると見ています。

戦力の逐次投入が愚かだということは、我らがバイブル『銀河英雄伝説』にはっきりと書かれているのになぁ、と思わざるを得ません(笑)。

抑え込みに成功するまでずっとターンが回ってこない、ということになると、ポストコロナ経済体制の中では遅れを取るのは必至です。後手ながら勝機を見込める布石を、今のうちに積極的に打つべきです。もちろん、早急な抑え込みが最優先事項です。