評価:
(ぽすれん) (Amazon)これが借りれなかったから『精霊流し』を観たという経緯があったんですが、ようやく観れました。
主人公は小学校教師の隆之(大沢たかお)。徐々に視界が失われていく難病に冒されます。これがまたイイ演技なんですわ。ヒロイン役の石田ゆり子や、母親役の富司純子もいい味出してます。
徐々に視界が狭まっていく恐怖感や焦燥感がよく現れています。
知らなかったんですが、ドラマにもなってたんですね。『愛し君へ』というやつ。藤木直人と菅野美穂が主演だったとか。若干設定が違うみたいです。写真家と医者になってる(汗)。もちろん観たことないんですが、どうなんでしょうか。
泣けるか泣けないかというと微妙なんですが、落ち着いたいい映画でした。
今まで見えていたものが見えなくなるというのは、やはり恐怖以外の何ものでもないんですが、それと禅の「解夏」を結びつけたくだりは見事でした。禅の世界というものにちょっとばかり興味が持てました。