評価:
(ぽすれん) (Amazon)「愛はどこにだってある」それがこの映画のテーマです。
ひとつひとつのお話は小さくてささいなことなんだけど、それぞれに心のこもった温かさがあって、観ていてついニコニコしてしまいます。
一見すると全然関係のないショートストーリーの寄せ集めなんですが、どこかでちゃんと繋がっているんですね。
クリスマスってニワカカップルが爆発的に増える時期ではあると思うんですが、こういう映画を観るとそれも仕方ないのかなぁと思ってしまいます。みんな幸せになりたいですもんね。確かにそういう魔力的な雰囲気がないこともない。行きかう人々がどことなくウキウキ、ソワソワしてますもんね。
毎年この時期になるとB'zの『いつかのメリークリスマス』を思い出します。全然関係ない話ですが。
個人的に「聖歌隊」のエピソードが大好き。ええ兄ちゃんです。ああいうことができる人に悪い人はいない。「It's enough.」このセリフがグッとくる。そう、それでええねん、と思わせるシーンでした。
ヒュー・グラントはこういう役やらせたら右に出る者いない感じですね。かっちょいい英国首相。ハマリ役です。
そのほか、有名どころがチョイ役で出てたりするので、どちらかというと歳末特別番組みたいなノリなんですが、まぁそれはそれでいいでしょう。全体的にまとまりがない感じなのも、まぁ許せる。なんてったってクリスマスなんですから。
というわけで、去年観れなかったという人は、クリスマス前に観ておきたい映画です。クリスマスまでに、何かやってみようかなという気にさせてくれます。