マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


REC 4 ワールドエンド

評価:4.0

『REC3』が完全に別作品となってしまったが、『REC4』は『REC2』の正統的な後編と言えそうな出だし。
あのアパートからの唯一の生還者となったアンヘラと、救い出したグスマン、ルーカスは、隔離された船の中にいた。
『REC3』の式場からの生還者の老婆とともに、ウイルスの解毒剤を作りたい医師たちによって船の中で過ごす羽目になる。
一応完結編ということらしいのだが、謎が晴れたわけでもなく、宗教的な色も後退し、鏡に映ったゾンビたちがメデイロスに見えるわけでもない。
ただただ、狭い空間の中でゾンビに追われる作品になった感もある。POVは本編では全く出てもこない。
個人的によくわからないのはラストのタクシーのシーン。意味ありげな雰囲気もあるのだが、特に何があるわけでもないという感じ。
正当的なRECシリーズであることは疑いようもないのだが、なんというかまた肩すかしされたような気がする。
それがRECシリーズの味なのかもしれないのだが。