マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


ラ・ヨローナ ~泣く女~

評価:3.5

ラ・ヨローナ ~泣く女~(字幕版)

ラ・ヨローナ ~泣く女~(字幕版)

  • 発売日: 2019/08/04
  • メディア: Prime Video

『死霊館』シリーズのスピンオフ作品。
とはいえ、「アナベル」でも「シスター」でもなく、中米由来の伝説的幽霊「ラ・ヨローナ」を題材とした作品となっています。
辛うじて、『アナベル 死霊館の人形』アナベル人形の呪いに対処するペレス神父が登場するんですが、思わせぶりに出てくるだけで、今作で活躍するのはまた別の人だったりします。
そもそも「アナベル」シリーズ自体が「死霊館」シリーズのスピンオフ的な作品なので、この作品は「死霊館」シリーズの孫スピンオフという感じでしょうか。
製作としてジェームズ・ワンは関わっているようですが、テイストは中米的な要素が強くなっていて、ペレス神父の回想でアナベル人形が出てこなければ、完全に別のホラー作品だと思えてしまいます。

「ラ・ヨローナ」伝説は、メキシコに伝わる幽霊らしく、浮気して女に走った夫を持つ美女ラ・ヨローナが、夫が愛した息子二人を溺れさせて殺してしまい、自分も入水自殺した後、幽霊となって息子たちの身代わりになる子どもを泣きながら探し求めている、という話のようです。
彼女の泣き声が聞こえたら反対の方向に走れ、という言い伝えがあるそうです。