評価:
(Amazon)これって2002年3月に公開されたんですね。2002年と言えば、星野監督が阪神の監督になったばかりの年。
まさかその翌年にほんとうに優勝してしまうとは、誰も予想してなかったですよね(汗)。
今になってようやく冷静に観ることができました。
期待は全然してなかったんですが、阪神ファンにとっては意外と楽しみ所が満載でした。
現役選手としては、広沢(去年末引退したけど、当時は現役)、藪、矢野、檜山、八木が出演しています。
阪神OBは、吉田元監督、田渕(出演当時は阪神のコーチになる前ですね)、川藤、さらにバース(!)らが出演しています。
特にバースには大笑いでした。まさかああいうシーンで出てくるとは(笑)。1985年の優勝当時のバースを知る阪神ファンにとっては感涙もののシーンでした。「神様、仏様、バース様」ですから。
主演が長嶋一茂という点は、公開当時は「なんで一茂やねん」と思ってましたが、実際に観てみるとハマリ役でした。一茂ええがな、と。
駒田や広沢、吉田、田渕、川藤らの演技の下手さに比べると、一茂は普通の役者として立派にこなせてますね。単なる天然ボケかと思ってましたが、プロ野球やってた頃より生き生きしているような気がします(笑)。
いわゆる企画モノ映画としては、なかなか面白いデキに仕上がっているなという印象があります。鶴田真由と一茂のケンカのシーンもなかなか面白かったです。日常と非日常のバランスがうまく取れてます。
しかし、この映画の味噌はやっぱり「阪神が優勝? んなアホな話あるかいな」という雰囲気だったと思うんですが(笑)。