マンガ、映画の感想をベースに、たまにいろいろ書いてます。


映画

『ALWAYS三丁目の夕日'64』 六子の結婚と淳之介の独り立ち

評価:4.0 (Amazon) 前作同様、懐古趣味満載。東京オリンピックとそれぞれの旅立ちが描かれた今作。 六子の結婚、そして淳之介の独り立ちを中心に物語が展開する。 竜之介の視点で言えば、子が生まれ、父が死に、息子のように育てた淳之介が巣立っていく。 …

『ヘルタースケルター』 想像以上に高いりりこの再現性

評価:4.0 (Amazon) 岡崎京子原作マンガの映画。 整形によって究極のルックスを得たりりこ(沢尻エリカ)が肉体精神崩壊していく物語。 移植整形の後遺症、新人モデルの登場による機会減少。 原作マンガをどこまで映像化するかと思っていたが、不安定なりり…

『リアル鬼ごっこ』 佐藤さん、リアル鬼ごっこの時間です

評価:3.0 (Amazon) 「佐藤」の姓を持つ人たちが次々と謎の死を遂げていく。 幼い頃から精神病を患っている妹アイと、アルコール漬けの父親を持つ佐藤ツバサは、ヤクザの使いっ走りをしている佐藤ヒロシに追われて逃げていた。 ツバサは身体能力が高く、逃げ…

『僕等がいた 前篇』

評価:3.0 (Amazon) クラスの女子の誰もが憧れる矢野(生田斗真)は、過去に年上の恋人を交通事故で失っていた。 矢野と付き合うことになった高橋(吉高由里子)は、矢野に振り回されながらも一途に矢野のことを想う。 思い通りにいかない切ない恋を描いたマ…

『孤高のメス』 派手さはないが本格的な医療ドラマ

評価:4.0 (Amazon) 田舎の市立病院に赴任した外科医・当麻鉄彦(堤真一)が、設備もなくスタッフも少ない中で患者と向き合っていく。 最初は不承不承という感じだった看護師・中村浪子(夏川結衣)が、変わり者の当麻のみごとなメスさばきを見守ることで変…

『ハング・オーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 飲んだ翌日の激しい後悔

評価:4.5 (Amazon) 結婚式の前々日。親友と花嫁の弟とともに独身最後の夜をラスベガスで過ごしていたはずの花婿ダグが消えた。 ホテルの部屋は乱れ、記憶はない。バスルームには何故か生きた虎がいて、クローゼットには赤ん坊がいる。そしてダグがいないの…

『悪の教典 −序章−』

評価:4.0 (Amazon) 貴志祐介原作。 エリート証券マンの蓮実聖司。Vice Presidentになり成功のまっただ中にいたが、突然会社をやめて日本に帰る。そして晨光学院町田高校の英語教師として生徒や教員の信頼を勝ち取る。 しかしその裏には、恐ろしいほどの人心…

『ジェネラル・ルージュの凱旋』 堺雅人の真骨頂

評価:4.5 (Amazon) 海堂尊原作、竹内結子・阿部寛主演の映画『チーム・バチスタの栄光』の二作目。 救命救急の現場で指揮を執る早水(堺雅人)が、業者と癒着しているという告発文が出回る。 堺雅人の真骨頂。後の『半沢直樹』にも通じる倫理委員会のシーン…

『ジーン・ワルツ』

評価:3.0 (Amazon) 海堂尊原作。菅野美穂主演。 浅丘ルリ子が神々しい。それがこの映画の魅力の全てと言い切ってもいいくらい。 産婦人科医の問題を扱った映画なのだが、ちょっと上滑り感がある。 医療過誤逮捕や受け入れ産婦人科不足の問題も、結局取り上…

『チーム・バチスタの栄光』

評価:4.0 (Amazon) 海堂尊のデビュー作『チーム・バチスタの栄光』の映画版。 主人公の田口が女性化して竹内結子になり、白鳥は阿部寛が演じる。 バチスタ手術という馴染みなかった手法と、死後のAi検査を題材にした画期的な作品。 田口の人格だけでは問題…

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 ハリウッド版和製SF

評価:4.0 (Amazon) マンガ版を事前に読んでいたので、世界観にすんなり入り込むことができた。大筋の設定は原作からだが、舞台やストーリー展開は映画用に書き下ろしたようだ。 主人公ケイジ(トム・クルーズ)は、地球を侵略する宇宙生物「ギタイ」と戦う…

『マレフィセント』

評価:3.5 (Amazon) 『眠れる森の美女』の魔女マレフィセントの視点から見た物語。 魔女はなぜ王女オーロラを眠りの呪いにかけたのか。 そして真実の愛とは。 本家とは異なり、眠れる森の美女はそれほど長く眠っていないのが意外。 マレフィセントも恐ろしい…

『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q』

評価:3.0 (Amazon) 実は何度か観ようと思っていたのだが、何度も途中で挫折。 短い時間に情報量が多く、しかもこれまでの世界観を覆すかのような出来事の連続についていけず。 三度目くらいにしてようやく最後まで観ることができた。 その間にマンガ版のエ…

『ファイナル・デッドサーキット』

評価:3.5 (Amazon) 『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第4作。 今度はサーキット場。 サーキットで予知を見たニックが、死の連鎖から逃れるために奔走する。 今回はニックが次の死のイメージを見ることが、死の予兆となっている。 3D版として公開…

『ファイナル・デッドコースター』

評価:3.0 (Amazon) 『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第3作。 180号便の事故の6年後、23号線の事故の5年後。 マッキンレー高校の卒業前イベントで、ジェットコースターの事故に巻き込まれるウェンディ。 搭乗前に事故の予知をして、ウェンディ以…

『デッドコースター』

評価:3.0 (Amazon) 『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第2作。 180便の事故から1年。 今度は高速道路で大事故が起こる。 予知によって難を逃れたキンバリーが、生き残った人々を死のリストから救おうとする物語。 前作『ファイナル・デスティネー…

『ファイナル・デッドサーキット』

評価:3.5 (Amazon) ファイナルデスティネーションシリーズ。 今回のきっかけはサーキット場。 3D版もあるということで、3Dを意識したスプラッターになっている(汗)。 いつにも増してグチャグチャ(肉が)。ストーリーもいつものお約束通りなのだが、それ…

『アイアンマン』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) 能天気でプレイボーイの天才科学者トニー・スタークが主人公。トニーは武器商人として中東に赴くが、そこでテロリストに拉致される。そこで新しい武器を作ると偽って作ったのが、自らが着込むパワードスーツだった。アメコミの能…

『ハンコック』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) 素行が悪く、口も汚いダーティヒーロー・ハンコック。不死身で無敵で空も飛べるはずなのに、なぜか生傷がたくさんある……そんなユニークなスーパーヒーローをウィル・スミスが演じる。中盤までは、ダーティなイメージを変えようと…

『アイ・アム・レジェンド』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) ガンを克服するための特効薬として、ウイルスをベースに開発された薬が、人類を滅亡させる脅威のウイルスに変貌する……。その過程だけで1本の映画ができてしまうのではないかと思うんですが、この作品は、その後の世界を描いてい…

『スケルトン・キー』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) たまには更新しないとね、ということで。久々にB級ホラー映画を。主役はケイト・ハドソン。最近映画の役作りのために激やせしたらしいんですが、その方法が「酒を断つ」ということだったとか。とまぁ、そんなコネタは置いておい…

『お父さんのバックドロップ』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) 大阪の下町に引っ越してきた地方プロレス団体。その中心レスラーが、お父さんプロレスラーの牛之介(宇梶剛士)である。母を亡くし、プロレスに明け暮れる父親とも距離を置く少年一雄(神木隆之介)。経営難から悪役に徹する父親…

『ベオウルフ 呪われし勇者』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) 出演者の表情がツクリモノのように思いながら観ていたんですが、途中までCGだと気付きませんでした(汗)。CGの技術もここまで高くなったんですねぇ。いやはや。まぁしかし。アクションシーンは仕方ないにしても、普通のシーンは…

『ノロイエ』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) いやはや。これほどひどいホラー(なのかどうかもわからない)も珍しいというくらいのデキです。最後まで観るのが苦痛でした。視聴者から送られてきた、『報道捜査最前線』という番組の映像をそのままCM部分だけカットして流す、…

『ブレイブストーリー』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) しばらくDVD鑑賞してなかったので、ちょっと旬を過ぎたものばかりになる傾向にありますがご容赦ください。この作品は、宮部みゆき原作のアニメですね。原作は読んでないのですが、宮部みゆきと言えば、『ICO』がお気に入りだとの…

『友引忌』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) 久々に更新したついでに、DVDも久々に観ました。例によって例のごとく。B級ホラーです(汗)。韓国系のホラーということで、『ボイス』の系統でしょうか。若干サスペンス・ホラー色が強くなってます。大学時代のサークル仲間に迫…

『インファナル・アフェア』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) トニー・レオンとアンディ・ラウ主演。警察学校時代に観察力の鋭さで潜入捜査官に抜擢されながら、なかなか本職の警官に戻れない男と、逆に香港マフィアのスパイとして警察に潜り込んだ男。このふたりが虚実を織り交ぜながら交わ…

『予言』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) 『感染』と同時公開されたジャパニーズ・ホラーです。『感染』と同様、なかなかのキャストです。主役が三上博史と酒井法子。キーストーリーとなるのは『恐怖新聞』。つのだじろう原作のあの漫画です。小学生の頃よく読んでました…

『APPLESEED』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) そういえば最近全然映画のレビューしてなかったんですね。今回は『APPLESEED』。『攻殻機動隊』の士郎正宗原作のアニメです。全編CGという異色アニメなんですが、これがなかなかいいんですね。若干動きが人形っぽいので、ところ…

『感染』 

評価: (ぽすれん) (Amazon) よくあるB級ホラーのつもりで観たんですが、意外とキャストが豪華でびっくりしました(笑)。佐藤浩市、高嶋政伸、佐野史郎、南果歩らが出演しています。経営難のとある病院で起こるパニックホラーなんですが、なかなかオドロオ…